潰瘍性大腸炎 全摘手術後の生活で気をつけていること

潰瘍性大腸炎-全摘-術後-生活

わたしは潰瘍性大腸炎により大腸の全摘手術を受けています。

大腸を全摘すると、潰瘍性大腸炎による入退院の繰り返しからは解放されます。

しかし、それとは別の合併症なんかが発生したりしてなかなか自由にはなれません。

今回は手術後の生活でわたしが気をつけていることについて書かせていただきます。

いつでもトイレに行ける環境にする

潰瘍性大腸炎の症状で多くの方が困るのはトイレが近いということでしょう。

大腸を全摘すると、個人差はありますがトイレの回数へ減る傾向にあります。

ざんねんながらわたしは大腸全摘後にトイレの回数が増えました。

とにかくガスがお腹にたまって苦しいです。

すぐにトイレに行ける環境を意識しています。

トイレに行けないとどうなる?

トイレに行けないとお腹が苦しいです。

苦しい原因は90%がガスなんですが、いつでもどこでもガスが抜けるわけでもなく…。

わたしはいつもトイレに駆け込んでいます。

ですが、トイレにどうしても行けない!という状況ってありますよね。

だからといってこれを放置すると、腸閉塞を引き起こすことがあります。

腸閉塞になるとどうなる?

腸閉塞になるとガスがパンパンにお腹にたまった状態になり、かなり苦しいです。

腸閉塞は最悪の場合、死に至ります。

トイレを我慢するだけで死ぬかもしれない、これが大腸全摘の最悪のリスクですね。

腸閉塞になったら救急車を呼んで即入院。

鼻からイレウス管というものを小腸まで挿入し、詰まった小腸を減圧します。

これがとにかく苦しい治療なんです…。

トイレを意識した生活

腸閉塞を防ぐためにも、常にトイレを意識した生活をしています。

潰瘍性大腸炎で頻繁にトイレに行くのに悩んでいる方にとっては「大腸全摘なんて意味ないじゃん!」と思われてしまうかもしれませんね。

上述しましたが、本当にこれは個人差があります。

わたしにとっては入退院を繰り返す頻度が減ったのと、潰瘍性大腸炎の腹痛がなくなったので満足しています。

仕事はデスクワーク

トイレにいつでも行ける環境にするにはデスクワークのほうが向いてます。

工場のラインなんかだと、一人がかけるとラインが止まってしまうこともありますよね。

実際にわたしもアルバイトでラインを経験してきました。

ラインを止めてトイレに行くときの申し訳なさといったらなかったです。

その点デスクワークでは少しの離席であれば誰かに迷惑をかけるケースも少ないです。

高速道路の渋滞は致命的

わたしがもっとも恐れているのは高速道路の渋滞です。

ゴールデンウィークや夏休み、冬休みなど、長期休暇でのレジャーは高速道路を使わないようにしています。

高速道路の渋滞にハマるとトイレに行けません。

我慢すると腸閉塞を引き起こしてしまうかもしれませんからね。

君主危ういに近寄らず、です。

飛行機に乗るのは極力避ける

なぜ飛行機?と思われたでしょうか。

大腸全摘手術をすると、腸閉塞になるリスクが出てきます。

腸閉塞はいつ発生するかわかりません。

気圧の変化によって起こったりする、なんて言われることもあります。

飛行機では気圧の変化もありますし、万が一飛行機で腸閉塞を起こしたら命に関わります。

飛行機の中でお腹が痛い!なんてなっても途中で降りることもできないし、治療することもできない。

国内であれば数時間程度ですが、海外となると10時間かかることもありますよね。

わたしは腸閉塞のリスクを考え、飛行機は避けるようにしています。

腸閉塞を起こさないような食生活

腸閉塞を起こさないためには食生活も大切です。

これは絶対条件です。

わたしの経験上、腸閉塞をおこすときは食べ過ぎが影響していると思っています。

食べ過ぎ、といっても、普通の人のお腹いっぱいぐらいです。

腸閉塞を避けるためには腹八分目がおすすめです。

炭酸飲料は飲まない

わたしの腸閉塞の原因は物が詰まるのではなく、ガスがたまるというものです。

そのガスの発生を多くさせるのが炭酸飲料です。

わたしはもともと炭酸飲料がそこまで好きではありませんので問題はありません。

炭酸飲料が好きだという人は、やめたほうが良いかもしれませんね。

消化の良い物を食べる

潰瘍性大腸炎を経験してきた方であれば何が消化が良くて何が悪いのかはご存知でしょう。

大腸全摘後はなんでも食べられますが、できることならそれまで通りの食生活のままが良いかもしれません。

まとめ

大腸を全摘してもなんだかんだで結構制限はあります。

特にわたしの場合は。

大腸全摘後どうなるかは個人差が本当に大きいです。

もし大腸を全摘するとして、後悔のない選択をしましょう。