わたしが実際に使ってきて感じた使えない派遣社員の5つの特徴

わたしは潰瘍性大腸炎という病気を患いながらもなんとか正社員として働くことができ、今ではプロジェクトリーダーをつとめたりすることもあります。

かつてのわたしは働くことができるかどうかわからないというような苦しい状況にあったのですが、なんとか今の地位まで来ることができました。

とはいえ、まともに働けるのはありがたいことではありますが、もちろん苦労もあります。ときには「あぁ、なんでがんばって病気克服してこんな苦労しているんだろう」なんて思うこともあります。(「常に」かもしれません…)

そんな苦労の原因のひとつは派遣社員にあったりします。仕事が多かったり少なかったりとムラのある仕事のため、いつでも人員を増員・削減できるように派遣社員を使うことが多いのです。

逆に、使えるな!と思う派遣社員の特徴は下記の記事になります。

その派遣社員が結構使えない人が多くて悩んでいたりするのです。

今回は、わたしが使ってみて感じた使えない派遣社員の特徴について書かせていただきます。

使えない派遣社員の特徴

1.よく休む・遅刻する

そもそも論外な話ですが、よく休む・遅刻する人は使えません。社会人として失格といっても過言ではありません。

休む・遅刻する人は派遣社員に限った話ではありませんが、派遣社員は常に「お客様の職場」で仕事をします。そんなお客様相手に休んだり遅刻したり、そんなことが頻繁にあってしまっては印象が悪いです。

仕事の成果を評価するのはむずかしいこともありますが、休みや遅刻は明らかに目立ちます。もっと上の立場の人からすると、仕事ができていたとしても評価が悪いということもあります。

2.責任感がない

自分の会社ではないので当然といえば当然なのかもしれません。よその会社のために必死に働こうなんて人はそういませんよね。

これも上述した内容と同じですが、とにかく派遣社員は「お客様の職場」で働いているんです。派遣社員だったとしてもお客様あっての仕事なわけですから、責任感は持たなければなりません。

それでも「おれは派遣社員なんだから責任感なんて持たないぜ!」というのであれば、わたしだったら容赦なく切って他を探します

3.仕事の覚えが悪い

派遣社員の場合、職場を転々としていくため、一箇所に長期間とどまって仕事を覚えるということが少ないです。そのせいか、そもそも仕事を覚えるというスキルが低いように思います。

たいていが単純作業しか任せられず、ちょっとむずかしいことを頼むとわからなかったり、適当に進めて間違ったことをやってしまいます。

社会人の基本ですが、報連相すらまともに出来ない人も多いです。

4.やらない・できない理由ばかり並べる

仕事をしたくないのか失敗を恐れているのか、作業をお願いするとやらない理由やできない理由をたくさん並べてくる人がいます。わたしの経験ですが、作業をお願いしてから4日後にやらない理由をまとめた資料を作ってプレゼンしてきた派遣社員がいました。

その4日があればお願いした作業が終わっていたのでは?と疑問に思います。

5.プライドが高い

最近の派遣社員、特に技術系の派遣社員ですが、「仕事のできるやつは派遣社員になる」というイメージを持った人がいました。技術派遣は優秀だから1箇所にとどめておかず、たくさんの会社で共有すべきである、そういった思想なのだそうです。

派遣会社でもそのように教えこまれるのでしょうか、どうもプライドが高い人が多いです。こちらが作業の説明をすると、「そんな簡単なことぐらい知ってます!」と言われることがあるのです。

わたしは決して派遣社員が知らない・スキルがないという意味で説明しているのではなく、平等に背景事情から作業説明をするようにしています。お互いの認識にズレがないように。

こちらとしては親切というか義務でやっているのに、そのような態度を取られてしまうのがざんねんです。立場をわきまえずにキレる派遣社員もいたりします。

派遣社員の立場

さて、ここまでいろいろ派遣社員のよくないことを書いてきましたが、当然派遣社員としても言い分はあるわけです。わたしから見た、派遣社員の立場というものも書かせていただきたいと思います。

自由な労働スタイル

派遣社員の最大のメリットは自由な労働スタイルだと思っています。時間と責任感にしばられない労働、そんなスタイルを求めて派遣社員になる人もいるのではないでしょうか。

それなのに、わたしのような社畜正社員が時間に厳しく、責任感を持て!なんて言うと、派遣社員のメリットがなくなってしまいますよね。この点に関して派遣社員と正社員は水と油のような関係だと思います。(本当にごめんなさい)

時間とお金の問題を解決するのは正社員の仕事

どんなにスケジュール的に追い込まれても、残業せずに定時で帰ってしまう派遣社員がいます。正社員視点からすれば手伝ってくれてもいいだろ!と思うかもしれませんが、派遣社員視点からすれば自分は時給で仕事をしているのだから好きな時間に帰る権利がある、と思うかもしれません。

わたし個人の意見としましては、正社員が派遣社員に残業をお願いするのは間違いだと思っています。上述しましたが、自由な労働スタイルを求めているのが派遣社員だと思うからです。

人や時間が足りないのであれば、お金でさらに人を雇うべきです。つまり、1人の派遣社員に1日10時間の仕事をさせるのではなく、2人の派遣社員に1日5時間の仕事をさせるべきです。

これは理想論であり、現実は2人にするとそのぶん余計に経費がかかってしまって効率が落ちるんですけどね。とはいえそれで赤字になるようであればそもそもの計画がダメということです。

まとめ

以上のことをまとめますと下記の通りです。

  • 派遣社員は使えない!というわけではないが効率が上がらないことが多かった。
  • 派遣社員は自由な労働スタイルを選んでいるわけなので効率を求めるのが間違い。
  • 効率あがらないなら人を増やす。できる大人はお金で解決する。

仕事ができるできないは派遣社員も正社員もある意味平等です。しかし、派遣社員が不利な状況であるケースのほうが多いでしょう。

好きで派遣社員になる人もいれば、仕方なく派遣社員をやっている人もいる。現状を打破したい人もいるのではないでしょうか。

現代社会は若者にはきびしいところもありますが、わたしのような難病を抱えていたりハンデを抱えている人間でもまともに生活できています。健康でさえあれば努力次第ですし、健康でなくても努力でなんとかなったりします。

わたし自身にも言えることですが、より一層スキルを向上させていくべきです。

俺の年収

ちなみに上記はMIIDASというサイトで調べたわたしの市場価値・推定年収です。

無料会員登録時にいくつかの質問に答えて、完了と同時に自分の推定年収がわかるので簡単です。

かならずしも出てきた結果の通りの年収がもらえるとは思ってませんが、自分の市場価値を知るという意味で参考になります。自分が今どのぐらいの地位にいるのか?ということを把握できていなければ、自分が今もらっている年収が妥当かどうかわかりませんからね。