先日の話、子供が風邪をひいて熱を出してしまったので病院に連れて行きました。熱は37℃後半から38℃前半ぐらいで、これ以上あがったらまずいなぁと思うような風邪です。
普段は近くの個人の小児科に連れて行くのですが、ちょっと事情があって家から一番近い総合病院のほうに連れて行ったのです。総合病院には小児科だけではなく、大人もかかるような科もたくさんあります。
子供が体調不良なのか病院の中で自由に遊びまわることができなかったせいなのかはわかりませんが、いきおいよく泣き出してしまったのです。それはもうフロア全体に聞こえるような『ぎゃん泣き』…。
わたしも必死にあやしてはみましたが、それで泣き止んでくれるかどうかは子供の気分しだい。残念ながら今回はなかなか泣きやんでくれませんでした。
そんなとき、同じくフロア全体に聞こえるような大きな声で『うるさい!静かにさせろ!』とおっさんに怒鳴られました。
もしかしたら同じ子供を持つお母さん、お父さんも同じ経験があるかもしれませんね。あるいはこんなことになったらどう対処すればいいのだろうか?と。
今回は、このときにわたしが取った対処法について書かせていただきます。
目次
子供が大声で泣き出して『うるさい!』と怒られた時の対処法
全力で『謝る』!大きな声でハッキリ謝罪!謝罪!謝罪!
子供が泣くなんてことは当たり前のことです。むしろ泣くのが仕事であり、ましてや体調不良の時は泣くことがコミュニケーションです。
それを怒るなんていう人は何を考えているのか?と疑問に思うこともありますが、わたしはとにかく『謝る』ことにしています。わざわざ問題にして長期化させたくありませんからね。
わたしも忙しい身ですから相手にするだけ時間の無駄。でもやられっぱなしは悔しいので、わたしはあえて大きな声で謝罪しました。
『子供が体調不良で泣き出してしまい、ご迷惑をおかけして申し訳ございません!』
『一生懸命泣きやんでもらえるよう努力します!もう少しだけお時間をください!』
と、あえて周りの人にも伝わるように深々と頭をさげて謝罪しました。
子供は泣いて当然、泣いても仕方がない、と思っている人が大半でしょう。
なので、逆にこうやってしまったほうがフロアにいる人全員が理不尽に怒られるわたしの味方になり、怒り狂うおっさんの敵になります。
子供を外に連れて行くというのも良いのでしょうけど、天気が悪いとそうもいきませんよね。やっぱり回避できない状況ってありますよ。
病院で子供が泣くのは親のしつけが悪いのではない。怒る人の育ちが悪いだけ。
場所をわきまえずに子供が泣くのは親のしつけがなってないからだ!というように言われましたが、そんなことはないと勝手に思っています。
言葉が通じない幼児にいったいどうやって病院では泣いちゃダメだよ!ってしつけするのでしょうか?子供なんてある程度の年齢まではところかまわず泣くものでしょう。
むしろ言葉が通じるいい大人なのに、子供は泣いて当然という事実を知らずに育ってきた人のほうが育ちが悪いとしか思えません。
子供のためにプライドを捨てる
それでも理不尽に怒られているのに謝るなんて気分のいいものでではありませんよね。
でもそこはこちらのほうが大人ですから、とりあえず頭を下げておきます。
わたしは子供のためならいくらでもプライドなんて捨てられます。それが親ってものではないでしょうか?
土下座しろ!と言われればわたしは土下座もしていたでしょう。
その程度のことで事態がおさまるのであれば安いものです。
やってはいけないであろう対処法
こちらも怒る、ケンカする
子供なんだから泣いて当然だろ!といった感じでケンカをしてはいけないと思います。
その理由は、そもそもそんな理不尽な怒り方をするおっさんは危険人物です。わたしが事なかれ主義というのもありますが極力穏便に済ませるべきでしょう。
わたしに危害が及んでも構いませんが、子供に危害が及んでは大変です。
それに、怒りの感情に対して怒りの感情をぶつけると、さらに相手の怒りの感情が増して…と負のスパイラルに入ってしまいます。やっぱりここは大人になれるほうがゆずるべきでしょう。
家に帰ってからネットで愚痴る
今日はこんなことがありました、と愚痴るケースが見られます。もしかしたらこの記事もその部類でしょうか!?
わたしが言いたいことは、愚痴というより復讐となる場合です。状況は違うものの、中には写真を撮ってネット上に公開して『こいつがXXだ!』と晒しあげてしまうもの。
理不尽に怒られた挙句、その後裁判沙汰ににもなりかねません。悔しい気持ちはわかりますが、あまり持ち越さないようにしたほうが良いでしょう。
復讐・仕返しの意味も込めて、あえて人前で『大声でハデに謝罪する』のがわたしのおすすめです。
まとめ
以上のことをまとめますと下記のとおりです。
- 子供が泣いて怒られてしまったら、全力で謝罪!
- 周りの人間を味方にして、おっさんの敵にしてしまう
謝る、というと一見自分が悪いということを認めているように見えますが、実は逆に仕返しです。
でもここで注意しておきたいことがあります。
たいていの人は子供が泣くのは仕方がないって思っているはずですが、泣いて当たり前だから何もせずずっと泣かせておくというのは違いますからね?
今回のお話は、泣きやませる努力も全力でしたうえで、それでも怒られてしまった時のお話です。