学生時代に潰瘍性大腸炎を発症することのたった1つのメリット

わたしは13歳のときに潰瘍性大腸炎を発症しています。中学1年生のときですね。

タイトルの通りですが、学生時代に潰瘍性大腸炎を発症することのメリットについてお伝えしておきたいと思います。まぁ圧倒的にデメリットのほうが多いんですけどね。

病気になるということはデメリットしかありませんが、そんな苦しい状況でもなんとか生きていけるようわずかなメリットでも有効に活用すべきです。発想を変えていきましょう!

将来に備えることができる

たった1つだけのメリットではないでしょうか。学生時代に潰瘍性大腸炎になることで将来の方向性を早い段階から考えることができます。

できないことが増える→進路が狭まる→進路を決めやすい

進路、就職についてです。潰瘍性大腸炎になってしまった場合、絶対に土方系のような体力を使う仕事とラインの仕事はおすすめしません。

潰瘍性大腸炎になると体力がなくなります。力は出せるけどエネルギー切れが早い、そんなイメージです。体力仕事は若いうちはできても定年までは続けられないのではないでしょうか。健康な人でもむずかしいと思います。

わたしはロードバイクのヒルクライムレースでそこそこな成績を出せていますが、1時間ちょっとの運動だからできているというだけです。

また、どうしてもトイレが近くなってしまうため、1人が抜けると全体が止まるようなラインの作業もおすすめできません。

早い段階で自分にできること、できないことを把握しておけるのは良いことです。仕事の種類って星の数ほどありますからね、むしろある程度できないことがわかってたほうが進路を決めやすいでしょう。

大腸全摘するかどうか、決断までの猶予がある

できれば考えたくないのですが、大腸を全摘するかどうかの選択です。学生であれば就職するまでに5年〜10年くらいの時間はあるのではないでしょうか。大学生だと時間ないですけど。

10年ぐらい時間があれば、この先大腸があったほうが良いのかどうかの判断はできると思います。わたしがそうでした。

学生は社会人よりは休みやすいですからね。何度も入退院を繰り返しながら、就職するまでに大腸が必要なのかどうか考えると良いでしょう。

社会人になってから潰瘍性大腸炎を発症することのデメリット

それでは、学生ではなく社会人で潰瘍性大腸炎になったらどうなるのか?

会社休めない…

病気だからといってそう簡単に会社を休めません。最近はわりと労働者を守ろうとする会社も多いようですが、休んだツケは結局自分に返ってきます。

会社は病気を理由に解雇することはできません。もし解雇されるのであれば、それは不当解雇です。

しかし、会社を休めば休職になることもあるでしょう。そしてある一定期間が過ぎても復職できなければ、解雇できてしまうのです。

学生時代に潰瘍性大腸炎を発症していれば、ある程度病気との付き合い方もわかるかもしれません。あまりにも入退院が多ければ大腸全摘という選択もできるのではないでしょうか。

仕事を続けられなくなった場合、仕事を変えづらい

もし、土方などの体力が必要な仕事や、ラインの仕事だった場合、潰瘍性大腸炎を発症してしまっては続けられない可能性があります。そうなった場合は転職となるのですが、どこに転職先は絞られます?

転職はほとんどの場合、即戦力や経験者が求められます。業界を変えるような転職はそれなりにむずかしいということです。

たとえばですが、土方系の仕事をしていた人が、システムエンジニアのようなコンピュータに精通していなければならないような仕事は不可能でしょう。

病気になって土方を続けられないけど土方しか行けない、おおげさなたとえですが、そういった負のスパイラルにハマってしまうこともありえます。

まとめ

以上のことをまとめますと下記のとおりです。

  • 学生時代に潰瘍性大腸炎を発症してしまったら早めに進路を考えましょう。
  • 体力不要なデスクワーク系がおすすめ。

わたしも学生時代に潰瘍性大腸炎を発症した1人ですが、いいことはなかったですね。でも就職まで10年という時間があったからこそ大腸全摘を選択することができ、就職や結婚ができたとも言えます。

なってしまったものはしょうがないので、すこしでもプラスになるものを見つけていきましょう。