潰瘍性大腸炎の手術後の生活はこんな感じ。実際に全摘した体験談

ロードバイクで富士山登ったりと、見た目的には健常者とほぼ変わりのないわたしです。

実はそれが悩みでもあったりするんですよね。

わたしのような病人にとって健常者のように扱われるのは、それだけ病気に負けずがんばっている、ということです。

とはいえ、どうしても体力的にはとても弱いです。

ネットの世界では”自分はXXだ”と言ってしまえば、そうなってしまう世界です。

つまり簡単に自分を偽ることができるんですよね。

今回はブログをはじめて間もないので、潰瘍性大腸炎の手術のお話をさせていただきます。

潰瘍性大腸炎の手術

潰瘍性大腸炎という病気は、基本的に大腸を全摘してしまいます。

炎症している箇所だけ切っても、残りの部分が炎症を起こす可能性が高いためです。

わたしもその例にもれず大腸を全摘した身です。

大腸を全摘したあとってどうなるの?

小腸が肛門につながります。

小腸がそのまま直結するのではなく、小腸をJの字に曲げて、Jの下の部分をスパっと切って、その切り口を肛門につなげます。

小腸は細いため便やガスを貯めることができません。

その問題を解決するために、このようにJの字に曲げてつなげています。

Jの字にすることにより、少しだけ袋ができるんです。

これによりいくらかトイレを我慢することができるようになります。

大腸を全摘したあとの生活はどうなるの?

かなり人それぞれですが、トイレの回数が1日1〜2回の人もいれば、わたしのように1日15回なんて人もいます。

(もちろん大きい方です)

わたしの場合はトイレ回数が多く、常にトイレの位置だけは把握しておかなければなりません。

かなりまずいのが高速道路での渋滞です。

トイレに行きたくても行けない、そういう状況に陥らないように常に細心の注意を払っています。

GWや夏休みといった長期休暇は家でじっとする、これに限りますね。

もしトイレに行けなかったらどうなるか?

最悪の場合は腸閉塞を起こしてそのまま救急車で運ばれます。

トイレに行けない=入院

そんなぎりぎりの生活です。

こんなでも、わたしは潰瘍性大腸炎の再燃で入退院を繰り返していた頃よりは生活の質は上がっています。

通院は?薬は?

通院は年に1回、薬は一切飲んでいません。

アマチュアで上位を目指している?ので、薬をやめられたのは良かったです。

通院は年に1回、特定疾患の更新のために通っています。

本当なら特定疾患も必要ないのですが、なんせ頻繁に腸閉塞を繰り返しておりますゆえ…。

潰瘍性大腸炎の手術がきっかけの腸閉塞も特定疾患の対象になるのです。

潰瘍性大腸炎の傷跡

そのまま載せてしまうとちょっとグロいのでモザイクありで。

潰瘍性大腸炎-手術後-傷跡

う〜ん、何が何だかわかりませんね!

でもこのぐらいにしておいたほうが良いです。

わたしの場合はいろいろわけありで緊急手術になってしまったため、傷口が大きいです。

今時の大腸全摘手術は腹腔鏡を使うため、傷口がもう少し小さくなります。

また、大きくお腹を開かないため、腸閉塞のリスクもいくらか下がります。

わたしも腹腔鏡を使っていればここまで腸閉塞を繰り返さなかったのかも。

おわりに

潰瘍性大腸炎のため、大腸を全摘しました。

いろいろ大変なこともありますが、やっぱりわたしは大腸を全摘して正解でした。

今こうやってスポーツに挑戦することができるなんて夢のようです!

わたしはもっともっと上を目指していきます!