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転んで泣いている子供

教育方針

子供をわざと転ばせる?わが家は自分の力で立ち上がらせる子育て術

先日、TBSで金曜日に放映されている『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(金スマ)を観ていたのです。

そこに出演していたのがスパルタ教育?をしている森昌子さん。

なんでも、『自分の子供をわざと転ばせて痛みを学ばせる子育て術』というのをしているのだそうです。

わが家も少し似ている教育方針、だと勝手に思っています。

なんでもかんでも危ない!やめなさい!と叱るのではなく、とにかくチャレンジさせて大きなケガをしない方法を学ばせるようにしています。

ただ、森昌子さんの教育方針は転ばせる育児、わたしの方針は立ち上がらせる育児という違いがあります。

なぜ、子供にわざと転ばせるのか?

子供をわざと転ばせることによって下記の効果が得られるのだと思います。

  1. 痛みを学習する
  2. ケガを回避するための対策を考える

上記の方針はテレビを観た感じでは賛同する人も多いように見えました。もちろんわたしも賛成派です。

痛みを学習する

子供が走り回っていると、時には危ない行為をすることがありますよね。でもそれを親が何でもかんでも危ないからといって、あれはダメ、これはダメ、と何もさせなければいつまで経っても何が危険なのかを学習できないのではないでしょうか。

危ないということは一度ケガをしてみないとわからないことも多いでしょう。でもそれが万が一、自転車に跳ねられたら、車に跳ねられたら…そんな大きなケガだったら取り返しがつかないですよね。

そうなる前に、小さなケガをさせておいたほうが良い、という教育です。ケガをすれば痛い、ケガはしたくない、ということを自覚させるべきでしょう。

痛みを知った分だけ、人にも優しくなれると思っています。何をしたら痛いのか、痛いことは気分の悪い、人にもさせてはいけないのだと。

ケガを回避する対策を考える

子供が高いところに登ってしまった時、どうしていますか?たとえば、まだ歩くのがやっとの子供がソファーの上にのぼってしまった。小さな子どもにとってはそれだけでも高い場所です。

落ちたら大変ですよね。じゃあすかさずソファーからおろして登ってはいけません!と叱るのでしょうか。

わが家ではソファーにはのぼらせていました。そして、安全に降りる方法を練習させていました。

いくら親が注意したところで子供は危ないことをやるときはやります。親の目が届いている範囲なら危険を回避させることもできますが、それ以外の場所ならどうでしょう?

であれば、いっそのこと親の目の届くところではあえて高い場所に登らせて、安全におりる方法を学ばせたほうが良いというのがわたしの考えです。

ケガをするかもしれない、というリスク回避の仕方を学習させるというわけです。

ケガ対策はしておく

とはいえ、ころんだ場所が固いコンクリートとかで頭を打ってはケガをしてしまいますよね。転ぶ練習をさせるなら家の中が良いでしょう。

あと、先のとがったものは持たせないようにしています。スプーンでもフォークでもなんでも。万が一目にささったら大変ですので。

わたしの子供の場合、よくソファーから落ちていました。それでも大きなケガをしなかったのは、家の床はそれなりに弾力があることと、ジョイントマットを敷き詰めていたためです。

弾力があるとはいえ、やっぱり落ちるとそれなりのダメージです。よく泣いてましたねぇ~。ソファーの上で踊りだしたりして足を踏み外して床にビターン!と落ちるとか…。

子供に危険を学ばせるということはケガをする以上に心が痛いです。

真の目的は痛みを学ばせることではない。自分の力で立ち上がらせること

困難は自分の力で乗り越えなければならない

わたしは潰瘍性大腸炎という難病をわずらい大腸を全摘しています。

わたしの人生において本当に乗り越えることができないとすら思わせる困難でした。

テレビドラマなんかでは病気の人がいたらみんな助けてくれたりしますよね。でも実際はそんなことはありません。

わたしは誰にも助けてもらえなかったし、むしろゴミ扱いでした。そう、人生ではこういった理不尽なことが起こるものなのです。

こういったことは助けない人が悪いわけではありません。強いて言えば、病気になったものが悪い、病気になったもの負けなのです。

いろいろあって引きこもりになってしまったこともありましたが、結局最後に立ち上がるのは自分の力、自分の足なのだということを知りました

子供が将来、大きな挫折を経験したとして、助けてあげるのは親とか周りの力ではないんです。自分の力で立ち上がるんです。

自分の力で立ち上がった時に褒める

特別不幸な出来事がない限り、親は子供より先にこの世を去っていきます。

これはわたしが難病持ちだったり大腸全摘済みだったりするせいかもしれませんが、正直なところわたしは長生きできるとは思っていません。

だからこそ、親を頼るような子供にはさせてはいけないと強く考えています。

親に頼らないような子供とは、危険なことは自分で判断できるし、それを回避できる方法も知っている。大きな困難や挫折に遭遇したときでも自分の力で解決することができる、そういう子供…大人になっていってほしいのです。

そうさせるために、子供が転んで泣いたとしても決して手は差し伸べません。これを周りの人が見ると放任だの育児放棄だのネグレスト、虐待だの言う人もいます。

しかしこれは、子供を見守るという教育なのです。自分の力で立ち上がって泣き止んだ時、目一杯褒めてあげます。周りがドン引きするぐらいに。

自分で立ち上がったこと、それはとてもえらいことなのだと。

まとめ

まとめると下記のとおりです。

  • 子供が転んでも手は差し伸べない
  • 自分の力で立ち上がらせる
  • 困難や挫折を自分の力で解決する人間に育てる

世の中には理不尽なことは往々にしてありえるのです。わたしは本当に多くの理不尽を体験してきました。

それをすべて乗り越えてきたと言えるかはわかりませんが、普通なら生きるのをやめてしまいそうな人生の中、就職・結婚などまともな人生を送っています。

病気でたくさんドロップアウトしてきた人を見てきました。そんななか、わたしのような人生を送っているのを見て奇跡だという人もいます。

わたしが体験してきたようなことが起こる確率はゼロに近いぐらいのものです。ですが、子供の人生で必ずしもそれが起こらないとは言えません。

だからこそ、わたしは子供には自分の力で立ち上がる、困難や挫折を自分で乗り越えられる人間に育てる、ということをモットーに育児をしています。

困難や挫折によって人生を閉ざしてほしくない、というわたしの願いです。

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