特定疾患と格安モバイル利用したら通話もネットも出来て822円になった

先日は潰瘍性大腸炎の私がアルバイトを何度も辞めてきたというお話をさせていただきました。きっとわたし以外にもそういう方はいるんだと思います。

働けない、となると困るのがお金ですよね。生活の中で金食い虫のひとつが携帯電話料金です。携帯電話の料金をなんとか安くできないか、と考えてきました。

スマホを使っているとパケ放題が基本で、携帯電話の料金が1万円近く行ってしまうことがよくあります。携帯電話に毎月1万、1年で12万!?高すぎる…。

いろんなプランや組み合わせなんかを調べて、ついにわたしは携帯電話の月額料金を822円にすることに成功しました!もちろんネットも通話もできます。

今回はその方法について書かせていただきます。(※この裏技は障害者・特定疾患患者のみ使える方法ですのでご注意ください)

特定疾患患者が携帯電話の月額料金を安くする方法

ソフトバンクの特定疾患割引を利用する

大手の携帯電話キャリアには特定疾患を患っている人向けの割引プランを容易しています。大手3社の割引プランは下記の通りです。

わたしはソフトバンクのハートフレンド割引を利用しています。プランを見比べてみても、ソフトバンクのハートフレンド割引だけが基本料金無料になっています。

なので、ハートフレンド割引にフォーカスをあててご説明させていただきます。

ハートフレンド割引の加入条件は下記の通りです。

加入条件

  • 個人契約であること
  • 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、特定疾患医療受給者証、特定疾患登録者証いずれかの交付を受けていること
  • ホワイトプラン、ホワイトプラン(i)、標準プラン、標準プラン(i)に加入していること
  • 同一名義の別回線にて、ハートフレンド割引もしくはプライオリティサポートの適用がないこと
  • 当サービスの対象となるお客さまが使用者として使用者情報が登録されていること

引用:ハートフレンド割引 | ソフトバンク

ハートフレンド割引で特筆すべき内容が下記です。

  1. ホワイトプランの基本料金が無料
  2. パケットし放題の下限が0円

わたしたちにとって重要なことが上記2点です。基本料金が無料になりますので、電話やネットを使った分だけお金がかかることになります。

わたしの場合は留守番電話サービスだけはオプションでつけていますので、1ヶ月の携帯電話の料金は税込み302円です。これだけ安くても電話もネットも通常通り使うことができます。

ただし、使った分だけお金がかかるわけですので、いかに電話とネットを使わないようにするか、さらに工夫が必要になってきます。

パケットし放題は使った分だけのプラン、でもネットは使わない

月額一定料金のプランはパケットし放題フラット(月額4,200円)になります。ネットの利用は一瞬にして料金が上限に達してしまうので、使わないようにしましょう。

スマホが主流の時代でネットを使わないなんてありえない!と思うかもしれませんが、ネットは別回線を利用します。

別のネット回線というのは格安SIMを利用します。格安SIMのデータ通信専用のプランであれば、月額500円程度のプランが存在します。

ネットは格安SIMを使う

ネットをするために、データ通信専用の格安SIMを契約します。わたしのオススメは楽天かDMMモバイルです。楽天・DMMモバイルは格安SIMのジャンルの中で最安値だからです。

データ通信の一番安いプラン、1Gプランで月額500円程度になります。1Gプランというのは、1ヶ月でデータ通信量が1Gを超えると通信速度が激落ちするというプランです。

ネットの閲覧程度だったら1Gあればピッタリ使い切るぐらいです。使い切っても通信速度が落ちるだけで、ネット閲覧程度だと通信速度はそんなに気になりません。

データ通信専用のモバイルルータが必要

ここで注意が必要なのですが、ソフトバンクのSIMと格安SIM、2つのSIMを持つ事になります。2つのSIMを使うには、スマホがSIM2枚入るデュアルSIMに対応しているか、別途データ通信専用の端末を購入する必要があります。

コスパ的に安いのはデュアルSIM対応のスマホを持つことでしょう。もしかしたらあなたがお持ちのスマホはすでに対応済みかもしれないので調べてみてください。

モバイルルータは中古でもいいので、3G回線に対応した安い端末を買いましょう。新品でも2万円もしないと思いますし、中古ならもっと安いはずです。携帯料金を月額800円程度にするための投資だと思って買ってしまいましょう。

電話はかけた分だけお金かかるので節約しづらい

この裏技では電話はかけた分だけお金がかかります。ざんねんながら通話料金を節約することがむずかしいです。

ケチくさいかもしれませんが、わたしは出来る限り自分からは電話をかけないようにしています。できるだけLINEやメールを使って連絡します。

LINEの電話やSkypeといった、ネット回線を利用する電話を使うのもアリですが、格安SIMだとデータ通信量が決まっていて、上限に達すると通信速度が落ちてしまいます。通信速度が遅い状態になると、ネット回線を使った電話はまとも通話することができません。実証済みです。

電話するときは基本的には普通の電話を使う、と考えておきましょう。

ソフトバンクのハートフレンド割引 + 格安SIM = 月額822円!

さて、無事に格安SIMも契約してネット通信もできるようになりました。では携帯電話の月額料金はいくらになったのかというと…

  • ソフトバンク…302円
  • 格安SIM…520円
  • 合計…822円

いかがでしょか?一般的なスマホユーザーと比較すると、まさに携帯料金は1/10ぐらいでしょう。

携帯料金を安くする裏技のメリット

携帯電話料金が泣けるほど安くなる

この裏技はスマホとモバイルルータを2つ持つ、という奇策・妙案です。わたしも最初はホントにこれ実現できるのかなぁ?と半信半疑で試してみたのですが、ホントに激安に出来ました。

ハートフレンド割引は昔から適用していたのですが、結局パケットし放題が高すぎて携帯料金が1万円近くになってしまうんですよね。

そんな1万円近い携帯料金が突然、822円になったんです!感動のあまり泣けてきました。もう節約のためにキャッシュバック目的でキャリア乗り換えとか面倒なことをする必要はないんです。

この裏技はとにかく安い、以外にメリットはありませんが、安いというメリットがすべてのデメリットを大きく凌駕してくれています。これ、やらない理由はないです。

携帯料金を安くする裏技のデメリット

モバイルルータが必要になると荷物が増える

わたしはソフトバンクのハートフレンド割引 + 格安SIMで運用しています。スマホはiPhoneなため、デュアルSIMには対応していません。

普段外出するときにはiPhoneとモバイルルータの2つを持ち歩きます。スマホ1つ持っていればいい、という状態ではなくなるため、荷物が増えて多少かさばるのがデメリットです。

モバイルルータの電池の持ちが悪い

モバイルルータは性質上、電池の持ちが悪いです。理由は、3G回線で通信しながらも、スマホとはwi-fiで通信しているためです。スマホ~モバイルルータ間のwi-fi通信の分だけモバイルルータの電池の消耗が多いのです。

モバイルルータにもそれを見越して、電池長寿命モードというものが用意されているほどです。電池充電の最大値を70%にして運用するというものです。これがもっとも電池を長生きさせる運用方法で、節約家なわたしはモバイルルータにも長生きしてほしいので電池長寿命モードを有効にしています。

護身用に予備バッテリーや充電ケーブルを持ち歩いておくとGoodです。

用途が限定される

1Gプランはデータ通信量が少なく、ネット閲覧だけで1ヶ月の通信料がピッタリ終わるぐらいです。それ以上使うとデータ通信は遅くはなりますが、引き続きネット閲覧だけであれば大きな問題はありません。

しかし、動画を見たい!ゲームやりたい!という人も多いでしょう。そういう方には今回ご紹介させていただいている裏技は不向きです。

打つ手なしというわけではありません。格安SIMのデータ通信プランを見直してみてください。1ヶ月に使う分だけのデータ通信プランに変更すれば良いのです。最安値の822円に抑えることはできなくなりますが、それでも格安SIMを併用したほうが安く済むはずです。

1ヶ月に使う分だけのプランに変更すれば良いのです。ソフトバンクのパケットし放題を利用するより安いのであれば2Gでも3Gでも良いのでプラン変更しましょう。

まとめ

まとめますと下記の通りです

  • 大手携帯電話キャリアには障害者・特定疾患には割引プランがある
  • ソフトバンクのハートフレンド割引なら基本料金が無料になる
  • データ通信は格安SIMの1Gプランを併用する
  • デュアルSIMに対応していないスマホの場合、別途モバイルルータが必要
  • 携帯料金がおどろくほど激安になる

この裏技はわたしの超オススメです。ホントにできるの?と疑われるかもしれませんが、出来ます!実際にわたしがやっていますし。

当ブログでは潰瘍性大腸炎向けの情報発信が多いですが、この裏技は潰瘍性大腸炎に限らず、障害者や特定疾患患者に共通して使えます。

もし、やってみたいんだけどやり方がよくわからない、という方は遠慮なくお問い合わせフォームからご連絡ください。できる限りフォローさせていただきます。