普段は世界の日陰に隠れてしまっているような潰瘍性大腸炎という病。
テレビでも映画でもどこでもほとんど聞いたことがありません。ゆえに、たまに登場すると気になってしまいますよね。
わたしはマンガを読むのが好きなのですが、潰瘍性大腸炎が一瞬だけ登場するマンガを見つけてしまいました。
どうせマイナーなマンガなんでしょ?と思われるかもしれませんが、結構おもしろいし、ドラマ化もされています。
目次
潰瘍性大腸炎が登場するマンガ『ボーイズ・オン・ザ・ラン』
ボーイズ・オン・ザ・ランはどんな内容なのか?
主人公はガチャガチャの景品を制作・販売する会社の会社員です。
そこで一緒に働く女の子に恋をしていて、いつもその子と仲良くなりたいと願っています。
主人公には、ライバル会社に仲の良いイケメンの男友達がいて、いろいろとアドバイスをもらっていました。
が、しかし…かなしいことにそんなお友達だったはずの人に寝取られ…ではないのですが、先に手を出され奪われてしまうのです。
それ以来、リベンジに燃える主人公。ボクシングのトレーニングなんかをして強くなっていきます。
ゆっくり、そして確実に力をつけていくのですが…そのライバルはおどろきの結末を迎えていました。
すべてを持っているイケメン君、潰瘍性大腸炎になる。
実はそのイケメンの恋敵が潰瘍性大腸炎になってしまったのです…。
イケメンは潰瘍性大腸炎になるのか…潰瘍性大腸炎になる人がイケメンなのか…どっちでしょう!?
イケメンで仕事もできる感じの人だったのですが、潰瘍性大腸炎になることで人生は転落。
ステロイドの副作用により顔はまんまるのムーンフェイスです。さらに、大腸も全摘してしまい人口肛門、オストメイトになってしまいました。
いつもちやほやされていたそのイケメン君の周りからは人が去っていき、見事なまでの転落っぷりです。
好きな子を奪われて惨めな想いをした主人公にすら同情される始末。
つくづく、潰瘍性大腸炎という病気はすべてを奪っていくなぁとあらためて感じました。
潰瘍性大腸炎が登場するのはホントこの一瞬なんですけどね!
その他情報
人気マンガだった?ドラマ化している!
ボーイズ・オン・ザ・ランは面白いマンガの部類なのでしょう。ドラマ化されています!
すでに放送は終了しています。そして、ゴールデンな時間帯ではありませんでした。
作者は『花沢健吾』、映画化もした『アイアムアヒーロー』の作者
ご存知でしょうか?このボーイズ・オン・ザ・ランというマンガの作者は花沢健吾さんです。
花沢健吾さんの代表作といえば、アイアムアヒーローです。ZQNと呼ばれるゾンビみたいな人たちから逃げるパニック系のマンガです。
大泉洋さんが主演で映画化もされていましたね。
花沢健吾のマンガはいつも終わり方がイマイチ
花沢健吾さんのマンガは一通り読みましたが、ざんねんなことにどれも終わり方がいつもイマイチな感じがします。
ボーイズ・オン・ザ・ランもイケメン君にリベンジするのかと思いきや、一人で自滅?してしまいました。
主人公、なんのために強くなったの?リベンジするんじゃなかったの?って感じです。
アイアムアヒーローについても、結局何も解決しないまま終了。『主人公、実はハゲでした。』という意味不明な終わり方をします。
出だしから中盤にかけてはすごく面白いのですが、なぜいつもこういうオチなのでしょう?わかりません。
まとめ
- ボーイズ・オン・ザ・ランというマンガは面白い!
- だけど出だしから中盤にかけてまで。
- あらためて潰瘍性大腸炎って惨めだなぁと思い知らされる
総合的な評価としましては、★x5が最大とするなら★x3ってとこですね。
つまらないわけではなく、途中までは面白い。だけど最後の締めくくりが『あれれ?』と思わせるような内容です。
わたしが潰瘍性大腸炎ということもあり、妙に親近感を覚えてしまったマンガでした。
潰瘍性大腸炎が登場する数少ないマンガでしょう。というか最初で最後、この1作だけなのではないでしょうか?
潰瘍性大腸炎でなくても、面白い漫画ではありますので見ても損はしないでしょう。
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