Mt富士ヒルクライム上位10%だけどフラットペダルを使い続ける5つの理由

ロードバイクで速く走りたい。もっと高く登りたい。

そんな夢を叶えてくれるアイテムのひとつにビンディングペダルというものがあります。

ビンディングペダルとは、シューズとペダルを合体させるアイテムです。

そうすることで、ペダルを踏むだけではなく、ペダルを持ちあげて進む、『引き足』を使えるようになります。

引き足を使うことによって、さらに速く走れるのだと人は言う。

それでもわたしはロードバイクを始めてか今までずっと、フラットペダルです。

上位10%の世界は30万〜50万のフルカーボンのロードバイクは当たり前。

そんなロードバイク廃人のなかでひとりフラットペダルで戦ってきたのです。

今回はMt富士ヒルクライム上位10%のわたしがフラットペダルにこだわる理由について書かせていただきます。

1.ロードバイクはペダルを踏む時が一番『力が入る』

ビンディングペダルを使うと、よくペダルは踏むのではなく回すのだと教えられます。

ペダルは引くより踏んだほうが力が入ります。

なぜなら、ペダルに体重を乗せることができるから。

かなりの長距離、数百キロ走るのであればペダルを回して足の筋肉をあますことなく使ったほうが良いでしょう。

しかし、Mt富士ヒルクライムレースのように1時間から2時間程度で終わるのであれば、引き足があろうがなかろうが大差はありません。

それならば、慣れている踏むペダリングのほうが気楽でいいのではないでしょうか。

2.引き足を使う動作に備えなるため踏む力が弱回る

これは回すペダリングの一部です。

回すペダリングでは、ペダルを完全に踏むこまずに、ある程度力を抑えて引き足の動作に備えます。

これにより、本当だったらペダルをぐっと強く踏み込めたのにパワーを抑えてしまっています。

たとえば、ペダルを踏むのであれば12時から6時の方向まで踏めたとします。

回すペダリングだと、3時の時点で踏み込むのをやめ、引き足の動作に備えます。。

引き足の動作に備え、引き足を使ったとしても、踏み込む力には勝てません。

つまり、引き足を意識することによってパワーダウンしてしまっているのです。

3.ビンディングのポジションがシビアすぎる

シマノのビンディングペダルだと、足ががっちり固定されてしまいます。

多少の遊びはあるものの、ほぼ完全固定です。

このとき、自分の身体にあったポジションにしないとひざ痛などの症状が出てしまうのです。

わたしも一時期ビンディングペダルを試した時期はありました。

今ではもう一切使っていませんが、使わなくなった理由のひとつはひざを壊してしまったことです。

ビンディングを使ってすぐにひざが壊れるとった痛みが出るわけではありませんが、Mt富士ヒルクライムレースといった短時間のイベント中に痛みが出ると、無意識に痛みが出ないようかばってしまい100%の力でペダルを踏めなくなり、パフォーマンスが落ちてしまいます。

4.ビンディングシューズが合わない

わたしの足は幅広タイプの足です。しかもかなり幅広のようです。

いろんなシューズを試しましたが、どれもしっくりきたものはありません。

幅広で有名な『SIDI』のメガタイプでもダメで、結局おおきめサイズを買って使っていました。

本当ならば、ビンディングシューズは自分の足にピッタリ、または若干小さめくらいがおすすめです。

足とシューズに隙間がないほど、100%ペダルに力を伝えることができます。

ですが、自分にはピッタリなものがない…。

ビンディングシューズの沼に一時期はまってしまい、かなり散財しました!

スピードでもお金でも、高いパフォーマンスが出せそうにないと判断したため、ビンディングをあきらめたのです。

5.ビンディングペダル・シューズは危ない…

わたしは現在、フラットペダルを使っていますが、ビンディングペダルでレースに出たこともありました。

ビンディングペダルは慣れるまでが大変なんですよね。

それまでは何度も立ちゴケをしてしまったり。当然わたしも立ちゴケをしています。

しかもレースのスタート待ちでたくさんのサイクリストがいるなかで。

参加者のなかには彼女さん連れの方もいて、その方に起き上がるのを手伝ってもらいました。

あれは本当にはずかしかったです…。そもそも彼女連れでヒルクライムレースに来ないでよ!!

…そのときは、はずかしい想いをするだけで済みましたが、道路で立ちごけしてしまうと後ろから来た車に轢かれる可能性があり危険です。

道路で転んで、うしろから来た車にひかれてしまう、そんなことを想像してしまうのです。

まとめ

ビンディングペダルはそれなりに使い込んでいる人であれば効果は高いものです。

しかし、初心者がビンディングペダルに変えたからといって、走るのが楽になったり速くなったり、すぐに結果が出ることはありません

むしろ慣れているフラットペダルのほうが効率上がるかもしれませんよ?

周りの人はビンディングをすすめてくるかもしれませんが、フラットペダルでも十分速く走れるし、登れます。それはMt富士ヒルクライムレースで上位10%となったわたしが証明しています。

ビンディングを使用するメリットはどちらかというと『見栄え』でしょう。

フラットペダルは、

  • 使い慣れている。
  • 信号でも安全に発信・停止できる。
  • 乗り降りが楽。

というメリットがあります。もしよければ、フラットペダルも前向きに考えてみてください。わたしのおすすめフラットペダルは下記の記事に書いています。