- 努力をすればなんだってできる!
- できないことなんてない!
- できないなら努力が足りないだけ!
このようなことを言う人、見たことはありませんか?わたしはよくありますよ!
わたしのような潰瘍性大腸炎という病気を患い、体調不良でいろいろできないことが出てくると、ちょっとできないだけでこういった言葉を浴びせあれます。
要は、『病気を理由に言い訳すんな!クズ野郎!』ってことです。
目次
努力をすればなんでもできるのか?
できるわけがない
たとえば、わたしは中学校、高校とけっこう学校は休んできました。もちろん、学校の勉強にはついていけてません。
じゃあ努力して勉強しろよと思われるでしょうけれども、他の人と比べて圧倒的に勉強できる時間が短いんです。
体調が悪いときはただひたすら痛みにガマンするだけの日々。この状況で勉強なんてとてもできるわけがないんです。
平等ではない
人は平等ではないです。病気を持っている人は間違いなくハンデを背負っています。わたしとしてはまずその事実をしっかり認識すべきであると考えます。
さらに言うと、こちらはハンデを持っているのに、相手は才能すら持っているかもしれない。人は生まれながらにして平等ではないんです。
努力をすればなんでもできる、の正体
恵まれた環境にいることに気づいていない
わたしから言わせてもらえば、努力をたいていのことはなんとかなると思っているのは、その人が恵まれた環境にいるというだけの話です。
もちろん努力による要素も大きいとは思いますが、どんなにがんばっても超えられない壁がある、ということをわたしは病気を通し知りました。
最低限、健康はほしいよね
身体がまともに動かせないという状況ではどれだけ努力をしても無駄に終わることが多いです。
努力が100%報われるとか、報われないのが辛いとかそういう話ではなくて、病気で身体が満足に動かない人は、『そもそもチャンスが与えられない』んです。
わたしの場合、どれだけマジメに学校に通っても、勉強ができても、テストができないという理由だけで大学を留年しています。
これじゃあこの先どれだけがんばってもダメじゃん…。
じゃあどうすればいいのか?
命を賭ける
わたしのようなハンデを背負った人間は、他の人と比較すると圧倒的にスタート位置が後ろにあります。
ハンデを背負っている以上仕方のないことであり、これを『自分はハンデ背負ってるからみんなわかって、優しくしてよぉ…』というのは都合のいい話なんです。
言い方を変えれば、今健康な人が、潰瘍性大腸炎とかいう、ちょっとお腹が痛いだけで日本の首相辞めてしまうような人たちに対して、さらに多くのお金を支払うということです。はっきり言って負担が増えるなんて誰だって良い気はしないはずです。
誰かの支援に期待するのではなく、わたしのような弱者は『命を捨てる覚悟をしてはじめてスタートライン』なんです。ハンデを抱えた人間がノーリスクで他の人と同じ扱い・評価を受けるなんて無理な話です。
戦うフィールドを変える
かるく上述しましたが、わたしは学生時代に満足に学校に通えていません。勉強時間も他の人と比べれば圧倒的に短いです。
頭のいい人、悪い人、いろいろいますが、わたしのような特別優秀でもない人間が勝つには最低限努力するしかないです。誰よりも多く勉強するしかない。
けれども、その時間が確保できないんです。使える時間を全て費やしたところで、健康な人と比べればその時間は1/10程度しかないかもしれません。
これが、どんなに努力をしても超えられない壁の1つです。
わたしの体験談なのですが、わたしも昔は努力をすればと思っていたことはあります。ですが、どうやっても超えられない壁がありますので、その度にわたしは挫折して自分自身を傷つけてきました。
だからこそ、まず認めて欲しい。
- 病気を持つ自分は社会のクズである。
- どんなに努力をしても超えられない壁がある。
- 真正面から戦っても全戦全敗、絶対に勝てない。
ネガティブなことを言ってはいますが、ここを真剣に考えてみて欲しいのです。いや、ほんとにここが重要。わたしが強く伝えたいことは、まず等身大の自分をしっかり把握して欲しいってことです。悪いところも含めて。
そうしないと、いつまで経ってもあなたに適した戦略が絶対に出てこないからです。自分には何ができて、何ができないのか、戦っていける武器はなんなのか、それを知ることはすごく大切なことです。
そして、わたしのような社会的弱者が生き残るには、
- 社会の制度・ルールに依存してはいけない。
- 戦っても負けるだけなら、戦わずして勝つ方法を考える。
- 身体が動かないならひたすら頭を回転させるしかない。
就職できない、扱いが悪い、理解されない、社会が悪い…言いたいことはたくさんあるでしょう。
ですが、これらはだいたい何かに頼っているから出てくる悩みである、とわたしは思っています。わたしは、
- 自分だけが生き残る方法を考える
この1点に注力しています。国や社会を変えるなんていうのは本当にむずかしいです。逆に言えば、『潰瘍性大腸炎にもっと支援を!』と叫べば、『国はこんなところに無駄な金使っていたのか!今すぐやめろ!』と思う人のほうが多いでしょう。…今の時代、健康な人ですら生活が苦しいのですから。
まとめ
- 努力をすればなんでもできるわけじゃない。
- そう言う人は、恵まれた環境に置かれていることに気づいてすらいないだけ。
- どんなに努力しても越えられない壁がある…ということを病気を通して知った。
- でも超えられないからダメなわけじゃない。戦い方を変えろってこと。
あまり健全な読者様を怪しげなネットビジネスには誘いたくないのですが…。あくまでもわたしがやっていることです。
わたしは、転売という部類の仲間である『輸入ビジネス』と、ごく普通?の『アフィリエイト』で副収入を得ています。本業はありますが、いつ病気が理由で働けなくなるかわかりませんからね。
ちょっと前も書きましたが、今は年収がMAXで900万円を超えました。ですが、まったく自分の中で不安は消えないです。
毎月の給料以外に、安定して20万円ほど収入が入ってくるのはすごくありがたいことです。しかもこれはわたしが作業をしなくても、勝手に入ってくるお金です。もちろん、そうなるよう(病気をして働けなくなっても継続してお金が入るよう)に工夫をしたからです。
⇒副収入が社畜ビジネスの収入を超えてきたので副業を本業にします!
転売もアフィリエイトも、どちらも、絶対に儲かる!などと言って怪しい情報商材を売りつける詐欺が横行しているネットビジネスではあります。だからこそやるにしても騙されないように!弱い心にすぐつけ込んできます。
1つ言えるのは、お金を稼ぐってのは楽じゃないってことです。楽して稼いでいるように見えるかもしれませんが、かなり勉強してるし苦労してます。
ブログで稼ぐにしても、アクセスがほしくてたまに警察の前で白い粉を落とそうかな、おでんをつついてみようかな、と思うこともあります。一度はウンコを食うというネタも考えます。ネットビジネスで自由に生きるというのはそれほど過酷なこと、というわけです。
https://www.youtube.com/watch?v=WKGAjptzUuI