輸入ビジネスでおすすめなASIN収集方法

久々の更新です。Amazon輸入ビジネスというものに夢中でブログ更新できませんでした。すみません!

AmazonのAPIに関する記事を書いてからというもの、結構お問い合わせをいただいております。読んでいただきありがとうございます。

いつものようにお問い合わせをいただいたのですが、メールアドレスの入力が間違っていらっしゃったようで返信できません。なので、今回はブログの記事というカタチでご回答させていただきます。

お問い合わせ内容は、私設モノレートを作った際のASIN収集はどうしていますか?というもの。

結論から書きます。「男は黙って手動で収集!」です。

おすすめなASIN収集方法、それは「手動で収集」

ASIN、それはAmazonが管理する商品に対してのIDです。Amazon出品者にとってはこのASINはときに命ぐらい大切なものだったりします。

出品者(セラー)はみんな、自分がかかえる超売れっ子ASINは秘密にしておきたいのです。

扱えるASINだけを収集する

さて、本題のASIN収集についてです。

ご質問をいただいた方がどういった属性のセラーかはわかりませんが、ここはわたしの主観、つまりAmazon輸入ビジネス実践者としての視点で書かせていただきます。

輸入ビジネス実践者は普段、商品をリサーチする上で同じ属性のセラーが扱っている商品を参考にします。ゆえに、リサーチでは同じ属性のセラーをごっそり抜き出せば良いのです。

出回っているツールではセラーが扱っているASINをごっそり抜き出すツールがあったりしますが、わたしはそういったツールは推奨しません。なぜなら、それをやるとごっそりノイズが混じってくるからです。

ツールというかプログラムを使ったASIN収集では、それが自分が扱えるASINかどうかというのを判定するのは非常にむずかしいです。

セラーが全員、輸入ビジネス実践者というわけではない

Amazonで出品しているセラーが全員輸入ビジネス実践者というわけではないのです。そりゃそうですよね。Amazonで売られている商品がすべて並行輸入品だったらウンザリします。

Amazonで出品しているセラーは、国内だったり正規代理店だったりします。輸入ビジネス実践者はほぼすべてが並行輸入品です。

並行輸入品とは、正規代理店を通さず輸入したものを販売している商品のことです。簡単に説明すると、海外でヴィトンのバッグを買って日本に持ち込む、これが並行輸入です。買ったものがヴィトンではなくゲームとかDVDに置き換えても同じです。

並行輸入したものを販売するのが輸入ビジネスです。しかし、並行輸入品を扱っているセラーでも国内せどりも並行してやっていたり、他セラーに扱っているASINがバレないようにゴミASINを登録しているといった罠をしかけています。

つまり、ただひたすらASINを収集してもあまり意味がなく時間の無駄でありノイズです。自分の目利きのスキルを高めて適切にピックアップしていったほうが作業効率や利益が上がります。

正規品ページで並行輸入品を販売するといったAmazon規約をぶち破るような販売をすれば別ですが、アカウント閉鎖される可能性が高まります。

違反、違法な販売をしている人が多数存在する

同じ輸入ビジネス実践者でも知らずか知ってなのか、違反・違法な販売をしているセラーを多数見かけます。すべての並行輸入品が扱えるわけではないんです。

たとえば、日本で海外家電を使うには電気用品安全法といって一定の基準、検査に合格したものでなければ使用してはいけません。並行輸入品はほぼすべてと言っていいほどそういった検査を受けていないでしょう。

違反・違法販売されている商品もノイズASINです。

むしろこっちのほうが厄介で、間違って仕入れをしてしまう可能性が出てきてしまいます。間違って仕入れてしまい、納品までする。そして販売後に問題が発生し大量の自主回収を行う…。

場合によってはお客さんの家財の保障までしなければならなくなるかもしれません。そんなおそろしいリスクはしっかり除外しておきたいです。

扱えないASINをフィルタするほうが時間かかる

要は、なぜ手動でASIN収集なんてどろ臭いことをやっているのかというと、自動でASINを収集すると大量にノイズを拾い上げてしまい、ノイズをフィルタするほうが時間がかかる、というわけです。

AmazonのAPIは1時間あたりに使える回数も決まっていますからね。たとえるなら、Amazon APIの使用には弾数が決まっていて、その弾丸を無駄打ちしたくないんです。

わたしは自動でASIN収集はしませんが、効率よくASINを収集できるよう自作ツールに工夫をほどこしています。ASINの重複を除去する機能を追加したり、とか。

よ~く考えてください。商材選定ってビジネスをやる上で一番大切ですよ!

スクレイピングを使わず自動でASINを収集したいあなたへ

自動でASINを収集したい…楽したいですよねぇ。そんな方への提案です。

おすすめしないけど、IEのOLE、UWSC、iMacrosを使ってAmazonを自動巡回する

これはスクレイピングの仲間でもあるので推奨するものではありません。

そもそもスクレイピングとは何か?wikiには下記のようにあります。

ウェブスクレイピング(英: Web scraping)とは、ウェブサイトから情報を抽出するコンピュータソフトウェア技術のこと。ウェブ・クローラー[1]あるいはウェブ・スパイダー[2]とも呼ばれる。 通常このようなソフトウェアプログラムは低レベルのHTTPを実装することで、もしくはウェブブラウザを埋め込むことによって、WWWのコンテンツを取得する。

引用:wikipedia ウェブスクレイピング

スクレイピングの定義にもよりますが、自分でプログラムを作って、本来はありえないようなクエリを送信してAmazonのwebサーバから直接商品データを取得する行為(APIを使うのではなくて)はNGですが、ブラウザを自動化して商品データを収集するのはギリギリなグレーゾーンではないかと考えています。

なぜなら、人がブラウザを操作しているのか、プログラムがブラウザを操作しているのかわからないからです。何度も言いますが推奨しません。Amazonの商品ページはセラーがリサーチするためのページではありません。お客さんのためのページです。

なるべくAmazonサーバには負担かけないようにしましょう。やるなら自己責任で。

Amazon APIを使用する

やはり王道はAPIの利用です。

ざんねんながらここからは憶測で書きます。ちょっとフライングしちゃいますが、後ほど調査結果を記事に反映させたいとは思っています。今回はお問い合わせにできるだけ早く回答したいというのがありまして…。

AmazonのAPIを使って商品データを取得することは何も悪いことではなく、むしろAmazonも推奨していることです。

MWS APIでたくさんのASINを収集したいのであれば、ListMatchingProductsを使ってみてはいかがでしょうか?検索クエリに”並行輸入”とつければ、そこそこASINが収集できるのではないかと睨んでいます。

で、ここからはアフィリエイタ向けですが…Amazon APIのMWSではないほう、PA-APIの利用です。

ItemSearchを使うことで、これまたASIN収集が可能と思われます。同じく検索クエリには”並行輸入”と入れて。

追記

MWS APIのListMatchingProducts、PA-APIのItemSearchではちょっと無理そうです。もっとも適したのはPA-APIのItemLookupを使い、ResponseGroupにSimilarProductを指定。そうすると類似製品のASINが抽出できるため、それを再帰的にItemLookupに与えることでASIN収集の永久機関ができあがるでしょう。需要と要望があればツールをお作りしましょう!

まとめ

ASINってただひたすら集めればいいってもんじゃないです。これだ!と思う商品をピックアップしていくことが目利きのスキルも向上します。

やっぱりなんといっても扱えないASIN、ノイズとなるASINが大量に増えてしまうのが問題ですね。フィルタするのにどれだけ時間かかるの!?ってぐらいのASIN集めてどうするのでしょうか?

上述しましたが、商材選定は物販において一番大切なことです。

わたしが気になっているブログに集めたASINが1,000万!、なんて人がいますが…

ASIN1,000万件って…すべての商品データ取得するのに早くてもざっくり300時間はかかりますかねぇ。